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子供の自動車保険を「122,530円」安くした方法

保険

僕ら団塊ジュニア世代、そろそろ子供が新社会人や大学生になるという方も多いのではないだろか。

そんな僕の息子も今年の4月から大学生。

さて、息子の大学は山奥にあり、交通手段は「スクールバス」か「自家用車」しかない。

雪が降る地域なので、バイクはちょっと。自転車は山奥なんで、なおさら困難。バイトするのでスクールバスだと時間の融通が利かない。

というわけで、誰もが最終的には自家用車という交通手段になるらしく、敷地内には広大な駐車場がある。

そこで自動車保険が必要になるのだが、18歳の新規契約だと保険料が驚くほど高額なのだ。

この記事では、子供の自動車保険料を安くする方法と、実際に僕が節約できた額を紹介したい。

未成年の自動車保険が高い理由

ここは大体想像がつくだろう。大きくは次の3つ。

  1. 若年層の事故率が高く、保険料が高く設定されているため
  2. 年齢条件の適用外となってしまうため
  3. 自動車保険の初めての契約は6等級からのスタートのため

未成年の事故率が高いのは事実。1と2の理由で保険料が高くなるのは、保険という商品の性質上、仕方がない。

ただし、3番については検討の余地が残されていて、この等級が保険料節約のポイントの一つになる。

等級制度とは、過去の事故に応じて保険料の割引・割増を行う制度です

自動車保険はご契約者さまとご契約者さまのお車などについてリスクを細分化して、一人ひとりにあった保険料を算出しています。

その算出要素の1つにノンフリート等級というものがあります。ノンフリート等級別料率制度では、過去における保険事故の実績により、1等級から20等級までの等級が決定され、それぞれの等級に応じて保険料の割増引率が決定されます。

引用:自動車保険の等級制度について – SBI損保の自動車保険

保険料の節約ポイント

未成年の自動車保険を安くするにはいくつかの方法がある。

1,同居家族の等級の引継ぎをする

なぜかは分からないが、親の等級をそのまま引き継げる
僕は現在20等級だが、これを引き継いで息子は急に20等級になる。
そして僕の無事故の14年間は何もなかったかのように振り出しに戻されるわけだ。
ただ、これはそもそもこの等級制度の概念に合致してないのだが、これは果たしていいのだろうか。

2,セカンドカー割引を利用する

これも等級の話。2台目以降の車で新たに自動車保険を契約する場合、一定の条件を満たすと6等級ではなく7等級からスタートとなる。
※詳しくはこちら→複数所有新規契約 | 保険用語辞典 | 自動車保険のSBI損保

3,運転者の限定をする

これは補償の対象となる運転者の年齢を限定することで利用できる割引制度。
本人限定」とすることで、割引が受けられる。

4,車両保険を付けない

そもそも要らないし、付けている場合ではない。車両保険付けたら保険料がほぼ倍になる。

5,新車割引を利用する

新車の人しか利用できませんが。

6,保険料の安い車種を選択する

自動車保険の保険料を決める要素として、型式別料率クラスというものがある。
型式別料率クラスは、対人賠償、対物賠償、人身傷害、車両保険の4つの項目において事故実績から料率クラスが定められている。型式別料率クラスが低いほど保険料は安価だ。
気になる方はチェック → 型式別料率クラス検索|損害保険料率算出機構

7,保険会社の保険料を比較する

保険料は同じ内容でも保険会社によってかなり違う。相見積もりは必至だ。

このあたりを踏まえて、さっそく保険料を調べてみよう。

「新規」VS「 等級引き継ぎ」保険料比較

とりあえずは、息子が全くの新規で契約した場合の保険料を見てみよう。

参考までに、車両はおじいちゃんが合格祝いに買ってくれた中古車。

僕的には学費が高額なので、「スクールバス代は出すからあとは自分で何とかしなさい」というスタンスだったが。時代は変わった。

見積条件
  • 契約車両 ・・・ アルト(R1年12月)
  • 年齢 ・・・・・ 18歳
  • 免許証 ・・・・ グリーン
  • 使用目的 ・・・ 通勤・通学
  • 年間走行距離 ・ 10000km未満
  • 対人・対物 ・・ 無制限
  • 人身傷害 ・・・ 3000万
  • 搭乗者傷害 ・・ 無し
  • 車両保険 ・・・ 無し
  • 特約 ・・・・・ 本人限定

一括見積サイトで見積

今回使用した一括見積サイトは≪インズウェブ≫自動車保険一括見積もりサービス

本当に瞬時に見積メールが送られくる。しかも無料だ。

最安値は三井ダイレクトの損保の174,710円

一括見積サービスの補足

各保険会社から見積メールが送られてくるが、一括見積では詳細な補償内容の設定はできない。気になる保険会社があれば、送られてきたメールから個別に見積依頼するのがベストな方法だ。

しかし、想像より高い。維持費を考えると、さらに自動車税、車検、ガソリン代などがプラスになる。

なんとか自動車保険だけでも費用削減したいところだ。

個別保険会社(電話対応のみ)の見積

僕が契約しているSBI損保は、なぜか未成年の自動車保険の見積は電話対応のみ。

面倒ではあったが、これが結構安かった。同条件で保険料は半額以下の81,180円

だいぶ安くなったが、それでも高額には変わりない。もう少し削減したいところだ。

ちょっと補足

そもそも名義人が未成年の場合、単独での自動車保険への加入は認められていない。保険会社にもよるが、親権者の同意書が必要な会社と、自動車保険の契約者を親(親権者)などの成人に委ね、未成年者本人は「記名被保険者」とすれば加入できる会社がある。

等級を引き継ぐ場合の見積

さて、やっと本題の「等級引き継ぎ」での保険料だ。僕の場合は20等級。
こちらも電話のみの見積受付。結果は。。。

52,180円!!

新規と比べると3分の1以下。その差122,530円

さて、頭の良い人ならお気づきと思うが、まだ僕の保険料の値上がりが加味されていない。

それでは最終的な節約効果はどのくらいなのか。

最終的な節約効果の結果

息子への等級引き継ぎにより、20等級だった僕は7等級(セカンドカー割引適用後)となる。

さて、今回の「等級引き継ぎ」により最終的にどのくらいの節約となったのか。

①等級引き継ぎ前②等級引き継ぎ後差額(②-①)
18,780円21,440円+2,660円
息子81,180円52,180円-29,000円
合計99,960円73,620円-26,340円

結果は合計 -26,340円 の節約効果!

20等級から7等級のダウンは、この年齢だからかそこまで影響がなかった。

実際に保険料が安くなるかどうかは、親の現在の等級や事故有無しにもよるが、なんにせよ一度見積してみる価値はある。ぜひ試してみて欲しい。

最後に

僕ら団塊ジュニア世代は子供が高校や大学に進学する時期にさしかかり、これまでより特に教育費に多大な費用がかかってくるだろう。

参考までに安くなった保険料の場合で、自動車税、車検、ガソリン代などを加えた維持費を算出してみた。いかに保険料を安くしようが、年間の維持費は20万を超えてくる。

費用月額(平均)年額備考
自動車保険4,056円48,670円SBI損保「等級引き継ぎ」の場合
ガソリン代 9,000円108,000円往復40km×20日(通学)÷15km(燃費)×170円
自動車税 900円 10,800円
車検 3,542円 42,500円85,000/2年毎
タイヤ交換 367円 4,400円
  合計17,865円214,370円

今回の自動車保険の「等級引き継ぎ」による保険料節約で、少しでも負担を軽減してほしい。

個々は少額かも知れないが、積み重ねれば大きくなる。

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