なんか最近は投資が当たり前の世の中になってきましたね。なかでもインデックス投資信託が人気で、「S&P500」と「オルカン」の二大勢力。
ただ、「S&P500とオルカン、どっちを選べばいいの?」と迷っている方も多いと思います。
ちなみに僕は15年前からインデックス投資信託の積立をしていますが、「S&P500」でも「オルカン」でもありません。
「先進国株式」一択です。
そもそも15年前のインデックス投資信託の主流な投資方法って、今考えると結構メンドクサかったんですよね。
- 各資産クラスの組入割合を考える
- 出来たポートフォリオのリスクリワード比率を計算する
- 特に安定資産の「国内債券」の割合が最重要
- 決定した各資産クラスを個別に購入する
- 定期的なリバランス
これでも「ほったらかし投資」という言葉自体は存在していました。それが最近は1本の投資信託をひたすら積立が主流ですから、進化したなあと。
それでは、なぜそんな僕が「S&P500」でも「オルカン」でもなく、「先進国株式」をメインとしているのか。この記事ではその理由をゆるっと紹介します。
ざっくり比較してみた!
比較項目 | S&P500 | オルカン | 先進国株式 |
---|---|---|---|
投資地域 | アメリカのみ | 世界全部(含む新興国) | アメリカ+欧州など先進国 |
米国の比率 | 約100% | 約60% | 約70% |
新興国あり? | なし | あり(約10%) | なし |
リターン(年平均・過去10年) | 約13% | 約11% | 約12% |
信託報酬 | 0.08140%以内 | 0.05775%以内 | 0.09889%以内 |
リスク分散 | × やや偏りあり | ◎ 広く分散 | ○ ほどよく分散 |
わかりやすさ | ◎ シンプル | △ 複雑かも | ○ バランス良し |
※数字は代表的なインデックスファンドのデータを参考にしています(例:eMAXIS Slimシリーズ)
S&P500:強いけど、ちょっとアメリカ頼み
リターン:1位
信託報酬:2位
アメリカって確かに強い。GAFA(Google, Apple, Facebook, Amazon)とか、世界のトップ企業が集まってるし、実際ここ10年くらいの成績もトップクラス。
でも、これまで資産クラスを分散していた僕としては、「株式だけ」しかも「アメリカだけ」への集中投資はさすがに怖い。僕の場合はもはや感情論です。
オルカン:世界に広く投資。でも、意外とアメリカ多め?
リターン:3位
信託報酬:1位
オルカンは“全世界”って名前だけど、アメリカが6割近く入ってます。
ただ、新興国(インド・中国など)にも少し投資(10%程度)してるので、将来の成長に期待したい人にはいいかも。
でも、新興国はリスクも大きめなので、そこが気になる人もいるはず。
僕は15年のインデックス投資信託の経験上、新興国株式の不安定さをよく知っています。その割に長期的なリターンが少ないことも。僕には新興国株式の投資信託は必要ありません。※但し、インド株は個別で持ってます。
先進国株式:地味だけど、実はバランス最高
そこで登場するのが先進国株式インデックス!
リターン:2位
信託報酬:3位
これはアメリカを中心に、ヨーロッパ、カナダ、オーストラリアなどの先進国に投資するタイプ。
アメリカの比率も高いけど(70%程度)、欧州などで適度に分散されてて安心感があります。
- 新興国のリスク → ナシ
- アメリカの成長 → しっかり取り込める
- ヨーロッパなどの先進国 → 安定的にフォロー
しかも過去のリターンを見ると、S&P500とオルカンのちょうど中間くらい。
僕はどっちか迷っているくらいなら真ん中選ぶ派です。
先進国株式がちょうどいい人
こんな人には先進国株式が合ってます。
- アメリカに賭けすぎるのはちょっと不安
- でも新興国の不安定さは避けたい
- できるだけ安定的に運用したい
- 難しいことは考えたくない
「S&P500はちょっと攻めすぎ」「オルカンってよくわからん国も入ってるし…」と思ったら、その間の“いいとこ取り”をしている先進国株式、めちゃくちゃアリです。
まとめ:迷ったら“真ん中”を選ぼう
S&P500もオルカンも、もちろん良い商品です。
でも、投資は感情も含めて「ちょうどいいバランス」がすごく大事。
先進国株式は、そのちょうどいいポジションにいる優秀な選手なんです。
迷ったら、まずはここから始めてみるのもアリですよ!
参考までに僕は特定口座分も含め「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」を1,000万円程度購入しています。
これを新NISA枠分の1,800万円すべて購入したら、老後資金は十分と思っています。
コメント